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ニュース・フラッシュ

2015年8月31日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:金属市況下落・低迷により多数の鉱業プロジェクトが延期

 2015年8月25日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)は、昨今の金属市況下落・低迷により、開発工事中又は拡張工事中である13件の鉱業プロジェクトが延期された旨を報告した。

 CAMIMEXによると、2011年に金属市況において金が1,895 US$/oz、銀が48.7 US$/ozとなる歴史的な高値を記録したが、2015年現在において金、銀それぞれ43 %、70.2 %の大幅な下落となった。こうしたことから、投資コストの最適化及びコスト削減を行い金属市況が好転した際に備えるべく、鉱業プロジェクトにおける設計やエンジニアリング等の見直しを行うために鉱業プロジェクトの延期が発生している。特に2013年初頭において鉱業プロジェクトは良好な収益性を確保できると見られていたが、2014年に入り金属市況の下落・低迷や新たに施行された鉱業特別税や貴金属鉱業特別税等により、メキシコで活動する鉱業企業の多くは、株主対策として鉱業プロジェクトの延期を決断している。

 また、CAMIMEX前会頭であるMinera Frisco社のHumberto Gutiérrez-Olvera社長によると、2014年におけるメキシコ探鉱投資額は2年連続で減少し856百万US$に留まっており、この状況は将来における新たな鉱山の操業開始が減少することに繋がる旨警告した。

 なお、経済省によると、現在803件の鉱業プロジェクトのうち、129件が正式に延期されている。

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