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ニュース・フラッシュ

2015年9月4日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Southern Copper社、Tia Mariaプロジェクトの地元対策に100百万N.Solesの拠出を発表

 2015年8月31日付け地元紙各紙によると、Southern Copper社のGonzales社長は、8月30日、テレビ中継によるメッセージを通じて、9月1日からTia Mariaプロジェクトの影響が及ぶArequipa州Islay郡において、プロジェクトに関する情報の周知を目的とした啓蒙活動を行うほか、地域社会に裨益する工事や活動に対して100百万N.Soles(約37億円)を投資する計画を発表した。

 Gonzales社長はこれまでの状況について、Tia Mariaプロジェクト反対運動を受け、現地Tambo渓谷住民の治安や安全性を優先してプロジェクトを停止し、建設的な対話のきっかけを設けたとし、さらにプロジェクトの詳細情報について州・全国レベルでの周知活動を行う一方で、政府はTambo渓谷の治安回復を行ったと説明した。その上で、9月1日からは新たな活動段階に入るとし、その一環として同地域で必要とされる活動や工事に100百万N.Solesの資金を拠出することを明らかにした。

 一方、本発表に対して、Arequipa州のOsorio知事は、地元地域では未だに反対運動のもたらした影響や傷が癒えておらず、プロジェクトに関する情報を聞く体制が整っているかどうか疑問だとの考えを示した。またIslay郡Cocachacra区のValencia区長も、つい先日死者や人権侵害が発生したところに、周知・啓蒙活動を行うのは性急だと批判した。

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