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ニュース・フラッシュ

2015年9月14日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコ証券取引所上場の鉱業企業、金属市況下落・低迷により活動が鈍化

 2015年9月8日付け業界紙等によると、メキシコ証券取引所に上場している鉱業企業は、金、銅、アルミニウム、亜鉛及びニッケル市況が直近12か月間で20~45 %下落したことにより、活動が鈍化したと報じられた。

 アナリスト諸氏による同取引所に上場している主な鉱業企業に対する現状評価と今後の展望は、以下のとおり。

◯Peñoles社

優れたコスト管理に加え、現在保有する開発段階にある各鉱業プロジェクトと債務プロファイルの管理によりポジティブな見通しである。具体的には、直近12か月間における負債総額は本年Q2のEBITDAの0.84 %に相当する11,372百万ペソではあるが、本年末にはChihuahua州に保有するSan Julian金・銀プロジェクトが操業開始するほか、Coahuila州Torreón市における新規プロジェクト発表や、Guerrero州に保有するRey de Plata多金属プロジェクト(年間粗鉱処理量1.5百万t)の操業開始等明るい材料が見受けられる。

◯Grupo México社

世界有数の銅生産企業の一つであり、売上高の半分以上が銅生産によるほか、中国製銅の供給過剰による影響をまともに被った。この影響は本年上半期の財務状況に反映され、本年Q2における売上高は前年同期と比べ7.7 %減の2,179百万US$となった。

◯Minera Frisco社

本年Q2における金生産量は、前年同期と比べ、Aguascalientes州に保有するEl Porvenir金・銀鉱山では78 %減、Chihuahua州に保有するSan Francisco del Oro多金属鉱山では25 %減、及び、Zacatecas州に保有するEl Coronel金・銀鉱山では9 %減であった。直近12か月間における負債総額23,101百万ペソを踏まえ、新規鉱山の強化及び拡張を図る。

◯Minera Autlan社

中国製鉄鋼のメキシコに対する供給過剰による鉄鋼価格下落の影響をまともに被った。一方、同社に対するポジティブな見通しとしては、コスト削減に焦点を当てていることである。

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