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ニュース・フラッシュ

2015年9月18日 リマ 迫田昌敏

ペルー:鉱業プロジェクト初の先住民事前協議の実施が決定

 2015年9月9日付け地元紙によると、エネルギー鉱山省は、Focus社(本社:カナダ)のAuroraプロジェクト(Cusco州)において、鉱業プロジェクトとしては初めてとなる先住民事前協議の実施を明らかにした。事前協議の対象となるのはCusco州Calca郡Yanatile村のQuechuaコミュニティである。

 2011年に成立した先住民事前協議法は、ペルーが批准したILO条約第169号(国際労働機関の原住民及び種族民に関する条約)に基づき、鉱業・石油事業等の天然資源プロジェクトが先住民コミュニティの集団権利に対して直接的影響を及ぼす場合、政府はこれらプロジェクトの探鉱や開発を承認・許可する前に、まず政府と先住民コミュニティの間で事前協議を行う義務があると定めている。これまで事前協議は石油プロジェクトにおいて適用されてきたが、鉱業プロジェクトでの適用は今回が初めてとなる。エネルギー鉱山省によると、プロジェクトでは、面積400ヘクタール、試錐座20か所、ボーリング調査20本が計画されている。また協議計画書によれば、今後10月7日まで情報周知を行った後、10月8~18日までの内部評価を行い、10月23~25日にはコミュニティ代表者15名とFocus社代表者らが対話協議を行う見通しとなっている。

 本プロジェクトは、Yauri-Andahuaylas帯の北東縁にあたる標高2,600~2,900メートルに位置する銅、モリブデン、金探鉱プロジェクトである。

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