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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年9月25日 サンティアゴ 山本邦仁

アルゼンチン:San Juan州裁判所、シアン化合物流出事故問題でVeladero金鉱山に操業停止を命令

 メディア報道によると、San Juan州裁判所は、Veladero金鉱山(San Juan州)に操業停止を命令した。操業停止命令は、2015年9月13日に発生した同鉱山におけるシアン化合物の流出事故に対する措置。当初5日間とされた操業停止命令はその後延長されたが、鉱山が必要な対策を講じたことから、24日、解除された。

 鉱山を操業するBarrick Gold社は、リーチングパッドと処理プラントを結ぶパイプラインのバルブの故障が流出事故の原因だったとしている。同社は、流出したシアン化合物の量を当初22.4万リットルとしていたが、その後、110万リットルに修正した。流出を検知した後、同社は鉱山の操業を停止し、必要な事故対策や、Blanco川沿いの住民への15万リットルの飲料水配布などのほか、San Juan州政府及び関係当局に情報提供して対応にあたった。

 San Juan州政府は、事故報告を受けたのち、鉱山周辺や河川下流域(El Chinguillo、Malimán及びAngualasto)の住民に水使用を避けるあるいは制限するよう呼びかけた。9月18日までに、州鉱業省は、鉱山付近の河川のモニタリングや採集した水標本の検査で、シアン化合物は検出されていないと発表した。San Juan州政府は、流出事故の過失をめぐって、Barrick Gold社を刑事告訴している。

 Veladero金鉱山の2014年の金生産量は22.4 t。

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