閉じる

ニュース・フラッシュ

2015年10月5日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:金属市況下落・低迷に対抗する手段として鉱業プロジェクトの縮小を模索

 2015年9月28日付け業界紙等によると、メキシコで活動する鉱業企業は、昨今の金属市況の下落・低迷に対抗する手段として、鉱業プロジェクトにおける事業規模の縮小や高品位鉱物の採掘への移行を推進することにより、実行可能なプロジェクトへの転換を模索している。

 加Silver Standard Resources社(本社:バンクーバー)がDurango州に保有するPitarilla多金属プロジェクト(投資総額741百万US$)に関しては、当初投資総額15億US$であったが、金属市況下落のため、昨年計画を停止した。しかし、高品位鉱石の採掘に焦点を当てるとともに規模を縮小し設備投資額を削減することにより、開発実現を検討している。

 加Silver Bull Resources社(本社:バンクーバー)がCoahuila州に保有するSierra Mojada銀・亜鉛プロジェクトに関しては、高品位な銀及び亜鉛鉱床を有するメキシコ国内有数の大規模未開発プロジェクトであるが、現在の金属市況では開発実行が不可能とされている。しかし、亜鉛のみの鉱床と地表層の鉱化に焦点を絞った規模の小さい銀露天掘に計画を変更し、投資総額297百万US$を圧縮することにより、開発実現を検討している。

 加Chesapeake Gold社(本社:バンクーバー)がDurango州に保有するMetates多金属プロジェクトに関しては、未開発プロジェクトとして世界最大級の金、銀及び亜鉛埋蔵量を誇っているが、昨今の金属市況の下落により当初計画した投資総額43.6億US$がプロジェクト開発の障害と考えられていた。こうした中、計画の見直しにより10~15億US$のコスト削減のほか、更なる投資額圧縮により、開発実現を検討している。

ページトップへ