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ニュース・フラッシュ

2015年10月5日 バンクーバー 山路法宏

カナダ:カナダ鉱業界がTPPへの参加を後押し

 2015年9月29日、カナダ鉱業協会(Mining Association of Canada:MAC)及びカナダ探鉱・開発協会(Prospectors & Developers Association of Canada:PDAC)は、環太平洋経済連携協定(TPP)へのカナダの参入を支持する声明を発表した。

 TPP交渉を行っている12の参加国全体で、8億人の消費者と世界経済の約40 %を占める28.5兆C$のGDPがあり、世界の鉱業を先導するカナダ鉱業界は、これらの参加国においても2012年から2014年まで年間平均1,586億C$を上回る投資を行っており、この重要な貿易協定から取り残されるわけにはいかないと主張している。本声明の翌日9月30日より米国アトランタにてTPP閣僚会合が予定されていたことに加えて、10月19日に予定されている総選挙ではTPPへの参加の是非も1つの争点となっていたことから、カナダの重要産業の1つとしてTPP参加の重要性を主張したものと思われる。

 TPP閣僚会合は、10月5日にカナダを含む参加12カ国が大筋合意に達したとする声明を発表している。カナダでは、総選挙において現与党のハーパー首相率いる保守党の経済政策に対する是非が争点となっている中で、TPPへの参加については政党間で立場が分かれており、現在世論調査の結果が拮抗している3政党では、保守党が推進、新民主党が反対、自由党が原則支持という立場を取っている。

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