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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年10月9日 サンティアゴ 山本邦仁

チリ:Radomiro Tomic銅鉱山、監督員組合がストライキを開始

 メディア報道によると、2015年10月8日、Radomiro Tomic銅鉱山監督員組合(183名の専門職及び監督員職)がストライキを開始した。労働局が調停を行ったもの、解決に至らなかった。

 組合側は、会社側の提案(2.7百万ペソ(約4,000 US$)の団体交渉終結時ボーナス、賃上げなし、契約期間24カ月)に対し、「これまでに現在より銅価格が低い時期があったが、賃上げなしや、ボーナスについてこんなに低い額の提案を受けたことがなかった」と不満をもらしている。

 鉱山を操業するCODELCOは、「銅価格低下の影響で、他の鉱山会社同様、難しい状況に直面している。多額なボーナスの提案を行ってきたこれまでの状況とは異なる。組合側の提案に対し、会社側として精一杯の回答を行った」と述べ、新たに労働局に調停を求めない意向を示している。Radomiro Tomic鉱山を管轄するCODELCO Norte鉱山事業所は、ストライキによる生産への影響が出ないように対策が取られていると発表した。

 Radomiro Tomic鉱山の2014年の銅生産量は327,300 t。今後、酸化鉱の鉱量が枯渇していくことから、硫化鉱開発事業(投資額:52億US$、年間生産規模:35万t銅量換算、環境認可申請中)が進行している。

 団体交渉終結時ボーナスについては、人件費を押し上げるのみで生産能率向上に貢献せず、コスト競争力を低下させる要因になっていることから、廃止すべきであるとの有識者の意見がある。

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