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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年10月9日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Las Bambas銅プロジェクト、現地での対話協議会設置へ

 2015年10月2日~10月5日付け地元紙各紙によると、9月末の反対運動によって複数の死者やけが人の発生したLas Bambas銅プロジェクト(Apurimac州)の争議解決に向け、10月1日から2日にかけて、エネルギー鉱山省、環境省、内務省、運輸通信省、住宅省の大臣5名ら政府代表者とApurimac州Cotabambas郡の区長5名らが協議を行った結果、エネルギー鉱山大臣や環境大臣から成るハイレベル委員会が10月6日にCotabambas郡を訪問するほか、現地において対話協議会を設置すること等が決定された。ハイレベル委員会は、反対運動の主な要因となっているLas BambasプロジェクトのEIA修正について、地域社会への説明を行う計画となっている。一方、反対運動の中心となっているCotabambas郡民団体「Cotabambas利益保護戦線」のAbarca代表は、対話に応じる姿勢はあるとしつつ、中央政府が地方政府代表者(Cotabambas郡の区長ら)とだけ対話を行い、郡民団体の主張が考慮されていないことを批判した。また、地方政府と社会団体との間にも、中央政府との協議内容に関する話し合いは行われていないとコメントした。さらにCotabamba郡民団体は、あくまでも郡内におけるモリブデンプラント建設等を認めたEIA修正の取消などを要求する姿勢を示した。なお、プロジェクトのオーナーであるMMG社(本社:豪州、中国資本)のRivera操業部長は、本プロジェクトは98 %の開発状況にあり、対話実施と並行して開発を継続していく方針を示している。

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