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ニュース・フラッシュ

2015年10月14日 サンティアゴ 山本邦仁

チリ:Valdes財務大臣、CODELCOに対して更なる投資計画見直しを要求

 2015年10月14日付けメディア報道によると、下院で開催されたCODELCOの財務状況に関する特別会議においてValdes財務大臣は、CODELCOに対して更なる投資計画見直しを要求した。

 会議においてValdes財務大臣は、2015年のCODELCOの剰余金額はかなり減ると見込まれ(約11億US$の減)、税金や国防費を納付すれば、利益は生じないだろうとする見通しを示した上で、CODELCOへの資金供給について調整が必要であり、CODELCOが各プロジェクトの技術的問題点や収益性をもとにして再度、投資計画の見直しを行うことを期待する、と述べた。

 同会議に出席したCODELCO Pizarro総裁は、財政状況の悪化が予想される場合、投資計画について再調整する必要があるとの認識を示したが、大型開発プロジェクトが実施されない場合、CODELCOは生産規模を維持することは難しいとし、現状の生産量と比較して、2025年には43 %、2030年には25 %に減り、国家財政は大きな打撃を受けるだろう、との懸念を表明した。

 2014年のCODELCOの剰余金(税および銅機密法に基づく国防費納付前)は、30.33億US$で、国家歳入に占める割合は4.2 %であった。

 大型開発プロジェクトに関して、CODELCOは、Chuquicamata銅鉱山坑内採掘移行プロジェクトを優先し、他のプロジェクトは計画修正(Andina銅鉱山拡張:環境影響評価書取り下げ、El Teniente銅鉱山深部レベル開発:技術的再検討)するといった見直しをすでに決定していることから、政府資金供給の大幅カットがない限り、調整が行われたとしても影響はなく、優先順位の低い製錬所の近代化プロジェクトが影響を受けるとみられている。

 9月29日に予定されていたものの、財務省の要求により10月26日に延期されたCODELCOの特別株主総会では2014-2018年の事業・開発計画の進捗やについて報告があるほか、政府の資金供給額について決定される見込みであることから、それまでに政府はCODELCOへの資金供給額について発表を行う可能性がある。

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