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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2015年10月20日 シドニー 山下宜範

豪:鉄鉱石鉱山のFMG社は生産コストを低減し、債務も削減:2015/16 Q1

 2015年10月15日、鉄鉱石鉱山会社のFortescue Metals Group(FMG)社が2015/16年度の第1四半期(2015年7~9月)の業績を発表した。概要は同期の鉄鉱石の出荷量は41.9 mtとなり2015/16年度の通年での予測である165 mtに沿うものとなり、生産コスト(cash production cost:C1 cost)は16.9 US$/t、前期の22.16 US$/tから24 %低減され、前年同期の32.08 US$/tからは47 %低減されたとしている。

 一方で16日付け地元紙によると、生産コストの低減は豪ドル及び燃料価格の下落の恩恵も受けているとしつつ、同社のNev Power CEOが「これらは改善と効率向上によるもの」と述べたと報じている。今回の業績を受けて、同社は通年の生産コストの予測を従前の18 US$/tから、15 US$/tにまで引き下げた。また、同期に384 mUS$分の債務の買戻しを行ったものの期末のキャッシュは前期末の24億$から26億$にまで増加した。

 地元紙によれば、BHP BillitonとRio Tintoの鉄鉱石の生産コスト(C1 cost)は2015年6月末で約15 US$/tであり更に低減される見込みである中でFMG社も18 US$/tの目標を達成した。しかしながら、ブレークイーブンとなる鉄鉱石の価格については、BHP BillitonとRio Tintoが30 US$/t以下なのに対して、FMG社は37 US$/t。これは、同社の約88億US$の累積債務が重荷となって利払いの負担が生じている他、高水分などの鉄鉱石の品質の問題による値引きが影響しているとしている。

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