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ニュース・フラッシュ

2015年10月20日 バンクーバー 山路法宏

加:カナダ総選挙で自由党が過半数議席を獲得

 2015年10月19日、カナダ議会の下院総選挙が行われ、カナダ自由党(以下、自由党)が338議席中過半数となる184議席を獲得し、約10年ぶりに政権を奪還した。8月2日に下院が解散されてから11週間の選挙期間があり、当初は与党であるカナダ保守党と自由党、新民主党の3党の三つ巴の状況が伝えられ、どの政党も過半数獲得は難しいとの見方が多く見られたが、結果は自由党の圧勝に終わった。

 選挙後、カナダ鉱業協会(Mining Association of Canada:MAC)やカナダ探鉱・開発者協会(Prospectors & Developers Association of Canada:PDAC)をはじめ、カナダの鉱業界は一斉に自由党の勝利を祝福した。自由党が選挙中に掲げていたイノベーションやインフラ、教育、職業訓練等への投資、先住民との関係改善等の公約は、資源分野にとっても重要なテーマであり、鉱業界では新政府によるそれらの取り組みを期待している。

 一方で、自由党は資源プロジェクトに関する規制制度の見直しについても言及していたことから、現保守党政権下で進められてきた環境許認可における連邦政府と州政府の二重プロセスの効率化の取り組みにブレーキがかかることが懸念されている。

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