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ニュース・フラッシュ

2015年10月22日 北京 森永正裕

中国:中国国土資源部「中国鉱産資源報告(2015)」を発表

 現地報道によれば、2015年中国国際鉱業大会の開幕前日、中国国土資源部は「中国鉱産資源報告(2015)」を発表した。

 同報告では、現在の鉱産資源の情勢を解析し、2014年以降の国内の鉱産資源探査開発利用の監督管理、鉱山生態環境の建設、地質鉱産資源の調査評価等分野での重要成果が主に述べられた。

 報告によると、2014年、中国資源探査の投資総額は1,145億元で、249ヵ所の大・中規模鉱山が新たに発見された。石油・ガスの探査は大きく進展し、初めてシェールガス埋蔵量1,068億立方メートルが確認され、新規石油確定埋蔵量は10.6億t、新規天然ガス確定埋蔵量は9,438億方メートルとなった。

 25種の重要鉱産資源のポテンシャル評価により確定された資源量の平均比率は30.3 %となり、探査ポテンシャルは極めて大きい。地下2,000メートルの浅い位置で、石炭の予測資源量は3.88万億t、確定された資源量の比率は29.6 %、鉄鉱石の予測資源量は1,960億t、確定された資源量の比率は33.1 %、銅の予測資源量は3.04億t、確定された資源量の比率は29.5 %、ボーキサイトの予測資源量は179.7億t、確定された資源量の比率は20.3 %となった。また、一次エネルギー、粗鋼、10種の非鉄金属及び金生産量はともに世界1位を占めている。

 また同報告では、鉱産資源管理政策の推進状況についても述べられており、2014年は、鉱産資源探査地域の登録、採掘登録と探査権・採掘権の移転管理等行政法律に対する改訂、地質環境観測管理方法及び国土資源の行政処罰方法の発表、鉱産資源に関連する行政や非行政的な審査認可事項23件の廃止等が実施された。

 また、石炭、原油、天然ガスなど鉱物資源の補償費はゼロに設定され、石炭の資源税は従価課税に変更された。また、鉱産資源総合利用評価指標基準が初めて作成され、過去3年における20鉱種の採掘回収率、選鉱回収率、総合利用率指標が公表された。159件の先進技術の普及、661社の鉱山が国家レベルグリーン鉱山の試験地に設定された。

 地質調査については、2014年末までに縮尺5万分の1の地質調査エリアと25万分の1の地質調査エリアの修正測量が行われ、それぞれ陸上国土面積の31.7 %と61.7 %に達した。海洋地質調査に関しては、縮尺100万分の1の地質調査エリアが初めて全部カバーした。国内地質資料の共有サービスオンラインサイトへの年間訪問数は62万回に達し、国家及び省レベル地質資料機構が提供した地質資料は合わせて13万件に達した。

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