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ニュース・フラッシュ

2015年10月23日 リマ 迫田昌敏

ペルー:開発可能性のある鉱業プロジェクト、政府見通しの半分程度

 2015年10月20日付け地元紙によると、経済専門の情報を取り扱うPeru Top Publications社は、現在実施されている鉱業プロジェクト47件(投資総額61,730百万 US$)のうち、今後5年間に開発が実現する可能性のあるプロジェクトは、国内外の様々な要因により、24件(29,513百万 US$)に留まるとの見通しを示した。24件のうち、13件は銅、6件は金のプロジェクトとなっており、その他はリン、鉄鉱石、銀のプロジェクト。

 一方、探鉱実施中、又は、ステージの進んだ調査が完了しているものの開発への移行には金属価格の回復や住民争議の解決、煩雑な手続き・許認可の改善が必要とされるプロジェクトが18件となっている。同社は、Tia Mariaプロジェクトをはじめとするこれら18件のプロジェクトは、中長期的には開発が見込まれると予測している。

 他方、特に深刻な社会争議を原因として中止状態になっている案件が、Congaプロジェクト(Cajamarca州)をはじめとして5件存在するとしている。なお、これら5件のプロジェクトの投資総額は9,371百万 US$だが、既に実施された投資額を差し引いた7,871百万 US$が凍結状態となっている。来年に大統領選挙を控えた状況の中、これら5件が開発に向かう可能性は非常に乏しいとしている。

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