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ニュース・フラッシュ

2015年10月26日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:鉱業における買収・合併は友好的であることが望まれる

 2015年10月20日付け業界紙等によると、鉱業アナリストであるScotiabankのTrevor Turnbull貴金属部長は、鉱業における買収・合併に関し、昨今の鉱業関係企業の株価低迷を踏まえホワイトナイト(友好的買収・合併)から単なる第三者的な敵対買収・合併へと変貌しているが、結果失敗するケースが散見されるとの見解を示した。

 同アナリストによると、昨年、加Goldcorp社(本社:バンクーバー)が敵対的買収に失敗した加Osisko Mining社については、加 Agnico Eagle Mine社(本社:トロント)及び加Yamana Gold(本社:トロント)による買収額32.6億US$となる友好的買収により合意に達した。本件に関しGoldcorp社の取るべきであった対応としては、単に市場における株価の低さだけを捉え買収を敢行するのではなく、買収先企業との協力や社会的側面からの配慮が必要であった。Goldcorp社に関しては、2013年にも加Alamos Gold社(本社:トロント)とともにAurizon Mines社に対し敵対的買収を試みたが失敗した。

 本年メキシコ鉱業に関連する買収・合併総額は20億US$に達しているが、敵対的買収案件は1件も無く、加Alamos Gold社と加AuRico Gold社の合併、米Coeur Mining社による米Paramount Gold & Silver社の買収、加First Majestic Silver社による加SilverCrest Mines社の買収、加Timmins Gold社による加Newstrike Capital社の買収等全て友好的買収であった。

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