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ニュース・フラッシュ

2015年11月2日 モスクワ 木原栄治

ロシア:Norilsk Nickel社、コスト削減の新計画開始へ

 2015年10月1日付け地元報道等によると、Norilsk Nickel社は、金属市況の低迷を受け、コスト削減のための新たな計画を開始する予定である。計画の概要は次のとおり。

・コスト最適化計画は、ニッケル価格が今後3~5年は現行水準から大きく回復することはないとの公算に基づいている。計画には新たな税金リスクの可能性は含まれていない。計画の最初の成果は2016年5月に得られる見込みである。

・計画には、ノリリスク市の環境問題解決、既存鉱山における最も収益性の高い投資プロジェクト、Talnakh選鉱プラントの拡張計画は含まれない。

・操業コストについては、多くの部門での10 %削減を課題として詳細に検討し、外部請負企業や納入業者に調達価格の大幅値下げを求める予定である。

・組織構造の見直しにより、重複機能の排除と管理費削減を行う。

・新規有望プロジェクトの凍結が資本支出削減の柱とされ、既存生産力の維持コスト低減の可能性は低い。

・生産設備近代化と環境問題解決に向け、外国の設備を購入する必要がある。過去3年の支出の10~15 %を占めていた外貨建て支出が、今後2~3年は40 %に達する可能性がある。

・Bystrinsky採鉱選鉱コンビナートプロジェクトは継続し、プロジェクトファイナンスで実施する。プロジェクトにVTB銀行が参加する可能性は残されている。

・Maslovskyプロジェクトについては文書作成を進めているが、2017~2018年の投資決定時点で状況に変化がなければ、プロジェクトは凍結リスト入りとなる。

・コラ半島のSeverny Gluboky鉱山及び北極圏支社の多数の資産が操業停止となる。

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