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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年11月9日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:Grupo México社、調停により2007年度利益分配金の支払いを命じられる

2015年10月29、30日付け業界紙等によると、メキシコ鉱山冶金労働組合(SNTMMSSRM)は、Sonora州に位置する旧Cananea銅鉱山(現在Grupo México社の子会社であるSouthern Copper社が操業するBuenavista銅鉱山)において、Grupo México社が労働組合員に対し当時2007年度の利益分配金を支払わなかったため、労働組合側が同社を訴えていた問題に関し、メキシコ連邦調停仲裁委員会(JFCA)が同社に対し当該分配金を支払うよう命じた旨を明らかにした。
JFCAは、8年間に亘る調停において、現在カナダへ逃亡中の当時SNTMMSSRM委員長であったNapoleón Gomez Urrutia氏の主張である同社による分配金支払いの訴えを認め、同社に対し本年10月29日から72時間以内に労働組合員1,200人に1人当たり10~20万ペソ、合計で318百万ペソ(19.3百万US$)を支払うよう命じた。
なお、当時利益分配金の支払いが行われなかったため、2007年には同鉱山の労働組合員がストライキを敢行したが、同社が保有する他の鉱山にもこの影響が波及しストライキが行われた。一方、当時SNTMMSSRM委員長であったNapoleón Gomez Urrutia氏は、同鉱山において労働組合員に支払うべき同鉱山の権益売却費55百万US$を横領、それが発覚したことからカナダへ逃亡、現在もカナダに在住し実質的にSNTMMSSRMを支配していると見られている。

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