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ニュース・フラッシュ

2015年11月10日 シドニー 山下宜範

豪:資源企業が「裏口上場」に使われる例が増加、資源企業のIPOは減少

 2015年11月3日付け地元紙は、民間調査会社の調査結果を引用して、近年、豪州証券取引市場(ASX)において、資源企業が「裏口上場」に用いられる例が増加していると報じた(裏口上場:非上場企業が上場企業との合併等を通じて上場すること)。

 2014年は14社の資源分野の上場企業が、不動産や技術系の非上場企業の「裏口上場」のために用いられたのに対して、2015年は現時点で既に24社が用いられている。他方、2010年~2011年は資源企業が「裏口上場」に用いられることはなく、逆に56社の資源企業が「裏口上場」を通じて上場を果たした。

 2010年~2011年において資源企業の新規株式公開(IPO)の件数が147件であったのに対し、2014年は7件、2015年に入ってからはゼロである。またASXに上場する資源探査企業は2013年9月期の四半期では865社であったのに対して、2015年の同期には780社に減少している。

 なお同紙は資源企業が「裏口上場」に用いられることについて、資源企業株を保有する投資家の信頼回復のためには悪い話ではないとする見方も伝えている。

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