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ニュース・フラッシュ

2015年12月14日 ジャカルタ 山本耕次

インドネシア:渦中の国会議長がSudirman大臣を提訴

 2015年12月10日付地元メディアによると、PT Freeport Indonesia(PTFI)契約更新問題に関して、Setya Novanto国会議長は、議会倫理委員会に報告したSaid Sudirmanエネルギー鉱物資源大臣に対し、完全対決する姿勢を固めたという。

 Setya氏は、代理人であるFirman Wijaya弁護士を通して、名誉棄損の疑いがあるとして2015年12月9日にSudirman大臣を国家警察に提訴した、と報告した。Firman氏は、Setya氏は本来当件に関して提訴するつもりは無かったが、Sudirman氏の主張が誹謗中傷であり、到底受け入れられるものではないことから、今回の提訴に踏み切ったとした。

 Sudirman大臣は先月、Setya氏がPTFIの鉱業事業契約更新交渉を促進しWidodo大統領とKalla副大統領の承認を得るために株式譲渡を同社に持ちかけていた、と報告した。同氏の報告には、Setya氏、PTFI社長Maerof Sjamsuddin氏及びビジネス界の著名人であるMuhammad Reza Chalid氏の間で交わされた会話の録音テープがあった。この報告によって、Setya氏の行動が倫理的問題に抵触するかどうかの判断のため、委員会においてヒアリングが行われることとなった。司法省は本問題に関して調査を開始し、会話の中で話題に上っている政党が汚職に加担していると主張している。

 Widodo大統領は12月7日、本件に関して「国家の尊厳にかけて、11 %の株式を要求し法外な利益を得ようとする者を黙認することは断じてできない」と、怒りを露わにした。しかし、Firman氏は、大統領の反応は偏見に満ちているものであると反論した。

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