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ニュース・フラッシュ

2015年12月17日 バンクーバー 山路法宏

加:BC州政府、鉱滓堆積場の安全基準に関する新たな規制を発表

 2015年12月17日、BC州政府は、鉱滓堆積場(Tailings Storage Facility:TSF)の安全基準に関する新たな規制と要求を導入すると発表した。2014年8月4日に発生したMount Polley鉱山の鉱滓堆積場の決壊事故及び2015年1月の専門家パネルの調査報告を踏まえて、同州の鉱山検査官(Chief Inspector of Mines:CIM)が約100件もの聞き取りや1989年以降の10万ページ以上の文書のレビュー等を行っていた。CIMは2015年11月30日に調査レポートを報告し、その中で7つのカテゴリーにおいて19の提言を行っており、BC州政府はそれらの提言の全てを実行すべく取り組みを始めたことを明らかにしたもの。

 CIMのレポートでは、主な提言として、TSFのある鉱山に対してダム安全管理者の任命と鉱山の水バランス及び水管理計画の監督者の任命、資格のある専門家が設計する水管理計画の保有、第三者技術委員会の設置等を求め、州政府に対しては、エネルギー・鉱山省内の調査・順守・執行における専従チームの設置、記録の管理を強化し、設計、建設、操業に関する情報の開放性や透明性を向上するためのTSFに対する開発から閉鎖後に至るまでの公式文書管理システムの構築、鉱滓の処理や脱水、放水処理に関する現代の技術を改善させる技術革新の促進等を求めた。

 こうした提言を踏まえ、州政府は提言の大部分を鉱山健康・安全・環境再生条例(Health, Safety and Reclamation Code for Mines)のレビューを通して取り組み、2017年春までに完了させる。また、州政府の鉱業規制の順守や執行を強化するため、2016年に鉱山法(Mines Act)に行政処分を追加する法案の提出を予定している。

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