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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2015年12月22日 シドニー 山下宜範

ニューカレドニア:豪州のニッケル製錬所の閉鎖の可能性を受けて、ニューカレドニアの鉱山が対中輸出の許可申請

 2015年12月15日付け豪州地元紙は、豪州のQLD州のTownsvilleにあるQueensland Nickel社のYabulu製錬所が閉鎖される可能性が生じていることを受けて、ニューカレドニアのニッケル鉱山会社が、中国を代替の輸出先とするため対中輸出の許可を申請していると報じた。

 豪州のQueensland Nickel社は豪連邦議会議員のClive Palmer氏が保有する企業であり、経営難のためQLD州政府に対して3,500万A$の債務保証を求めていたが、同年12月11日にQLD州のCurtis Pitt財務大臣はこの要求を拒否する回答をしていた。同13日付けの報道によれば、QLD州のAnnastacia Palaszczuk首相は、同社が同財務大臣との交渉において十分な情報を提供しなかったとして同社の対応を批判した。この事態を受けて従業員約800名を抱えるYabulu製錬所は閉鎖される可能性が生じており、同紙によれば、ニューカレドニアの鉱山会社はYabulu製錬所に代わるニッケル鉱石の出荷先を中国とするべく、ニューカレドニア政府に対して中国への輸出の許可申請を行なっている。

 現在のところニューカレドニア政府は、中国へのニッケル鉱石の輸出については、2015年10月に許可が与えられた1社(MKM社)を除いて許可をしていない。

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