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ニュース・フラッシュ

2016年1月4日 シドニー 矢島太郎

豪:Atlas Iron社、債権者と負債の株式交換及び期限延長について取引

 2015年12月23日、豪州の鉄鉱石生産企業Atlas Iron社は負債を減らすために、債権者に負債の株式交換及び期限延長に関する取引を提案していることを発表した。

 同社は債権者に対して、負債額2億6,700万US$のうち1億3,200万US$の負債を現金1,000万US$及び60億株の発行と交換し、さらに返済期限も2017年12月から2021年4月まで延長する取引を提案し、貸し主の75 %以上から既に合意を得ていると発表している。

 取引の成立には債権者及び株主の合意が必要とされるが、同社は鉄鉱石価格が40 US$/t未満の状況で生き残るために必要な措置であると株主に対して理解を求めている。取引が成立すれば、同社の負債は1億3500万US$にほぼ半減する。同社は資金調達のために7月に一株5¢で17億株を発行したばかりである。

 地元紙は、Atlas Iron社と債権者との取引が成立すれば、債権者が70 %の株式を保有することになり、従来からの株主の株の持分が希釈されてしまうと報じている。また、複数の信用格付け企業はAtlas Iron社の取引提案は債務不履行(デフォルト)に相当するとして、同社の格付けを引き下げた。

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