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ニュース・フラッシュ

2016年1月25日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコ鉱業投資額は3年連続で下落

 2016年1月19日付け業界紙等によると、経済省は、2015年におけるメキシコ鉱業投資額が前年比9.1 %減の45億US$(速報)であった旨を明らかにした。

 同省によると、メキシコ鉱業投資額は、2012年に過去最高額となる80.43億US$を記録して以降、3年連続で下落となり、特に2015年は過去5年間で最低額となった。世界的に見て鉱業部門は、各鉱種価格が下落傾向を示す等マイナスの影響を受けた。特にメキシコ鉱業は、2014年1月に施行された鉱業特別税や貴金属鉱業特別等の影響も加わり、より一層厳しい状況となった。

 こうした中、メキシコ鉱業関係当局の実質トップであるMario Cantú経済省鉱業調整官は、2016年は転換点となる可能性があり、金鉱山の活性化により全体として50億US$程度の鉱業投資が行われる見通しを示した。

 なお、2015年12月の豪州政府の発表によると、2016年における金市況は、米国の金利引き上げにより13 %程度下落するものの、従前に行われた大規模投資のほか、操業における効率化とコスト削減により各種金プロジェクトは継続するとの見方が示されている。また、特にインドや中国等大規模な新興市場では、緊急時における宝飾品の購入増が見られるため、物理的に金の需要が高まり、結果として鉱業分野では金プロジェクトに対する投資へと繋がるとも見られている。

 一方、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX) のSergio Almazán事務局長によると、メキシコ鉱業は歴史的に見て周期的な景気循環を示しており、今回のそれは2003年末から2012年にかけて最高水準へと達し、それ以降の下落傾向として現れている。

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