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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル コバルト
2016年2月1日 ロンドン 竹下聡美

DRコンゴ:Amnesty、コバルト鉱山での児童労働実態を報告

 国際人権NGO団体のAmnesty Internationalは、2016年1月19日にDRコンゴの小規模コバルト鉱山における児童労働と過酷な労働環境の実態について報告書を発表した。

 報告書よれば、同団体はNGOのAfrican Resources Watchと共同で、DRコンゴ南部の5つの小規模鉱山について2014年の4月及び5月に調査を実施し、7歳から鉱山採掘現場で働いている児童労働及び過酷な労働環境の実態を報告した。

 また産出されたコバルト鉱石は、中国浙江華友コバルト社100 %子会社であるCongo Dongfang Mining(CDM)を経て中国及び韓国のバッテリー部材メーカー3社に販売され、その後バッテリー部材は6社のバッテリーメーカーによってバッテリーに使用され、エレクトロニクスメーカー及び自動車メーカーに提供されているとしている。

 メディア報道によれば、2015年に華友コバルト社は5,8万tのコバルト精鉱を同国で調達し中国に輸出した。なお、華友コバルト社はAmnestyに対して児童労働の実態は確認していないと回答している。

 DRコンゴからの鉱産物については、米国の紛争鉱物規則及びOECDガイダンスによって、タンタル、錫、タングステン及び金については規定されているが、コバルトは規定されていないとして、両NGO団体はリチウムイオン電池を使用している企業に対して、適切な労働環境の下でコバルト鉱石が採掘されているかについて必要な調査を実施し、サプライチェーンを明らかにするように求めている。

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