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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル リチウム
2016年2月3日 サンティアゴ 山本邦仁

チリ:Rockwood社、CORFOと Atacama塩湖でのリチウム生産に関する覚書を締結

 2016年2月2日付けメディア報道によると、2月1日、Rockwood Lithium GmbH社(Rockwood社)はCORFO(チリ経済開発公社)との間で、Atacama塩湖でのリチウム生産に関する覚書を締結した。

 Rockwood社は、電池用炭酸リチウムの生産増のための新プラント建設(生産量2.6万t/年)と、水酸化リチウムの生産(5千t/年)に必要な技術開発に、今後4年間で総額4~6億US$の投資を行う模様。覚書に基づき、Rockwood社はCORFOから27年のリチウム採掘権の賃与を受け、その一方で鉱業ロイヤルティー、法人所得税、採掘権リース料を支払う。年間の支払額は、0.7~1億US$の見込み。

 CORFOとの覚書締結の一方でRockwood社は、リチウム生産に関わる2つのプロジェクトに総額7.5億US$の投資を計画している。Atacama塩湖プラントの濃縮かん水生産量増強プロジェクト(建設期間24ヵ月、投資額1.7億US$)については1月に環境認可を取得したところであり、La Negraプラント拡張プロジェクトは現在建設最終段階にある。両プロジェクトが完成すると炭酸リチウム生産量は2万t/年が追加される。

 これらプロジェクトが順調に進展すると、4、5年後には、Rockwood社の炭酸リチウム生産量(現状2.4万t/年)は最大7万t/年に達する見込みであり、現在最大手のリチウム生産企業であるSQM(4.8万t/年)を抜くこととなる。

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