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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2016年2月9日 シドニー 山下宜範

豪:韓国POSCOがRoy Hillの鉄鉱石の生産コストを明らかに

 2016年2月2日付け地元紙は、韓国の鉄鋼メーカーのPOSCOが示したRoy Hill鉄鉱石鉱山の生産コストについて報じている。

 POSCOはRoy Hill鉱山の12.5 %の権益を保有している。同鉱山は2015年12月に鉄鉱石の出荷を開始した。POSCOによれば、同鉱山の鉄鉱石生産の限界費用は、2017年に予定されるフル生産の開始以降は30 US$/t台中盤である。初期の段階では40 US$/t台前半であるが、稼働率の向上と共に30 US$/t台中盤に達するとしている。POSCOは、現在の鉄鉱石価格の下でもRoy Hill鉱山は利益が出るとしているが、前週(2016年1月25日の週)の鉄鉱石価格は42.43 US$/tであり、翌週の2016年2月1日には41.72 US$/tにまで低下しており、ブレークイーブンの価格に近づいている。POSCOの試算が正確であるならば、Roy Hill鉱山はFortescue Metals Group(FMG)社の鉄鉱石鉱山よりも生産コストが高いことになる。

 FMG社においてブレークイーブンとなる鉄鉱石価格は 28~32 US$/tであり、FMG社はRio Tinto、BHP Billitonに次いで豪州で3番目に生産コストが低い鉄鉱石の生産企業となっている。

 2015年12月にUBS社はRoy Hill鉱山においてブレークイーブンとなる鉄鉱石価格は43 US$/tと見積もっていた。

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