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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2016年2月19日 リマ 迫田昌敏

ペルー:大統領が語る同国銅生産見通し

 2016年2月17日付け地元紙によると、2月16日、Humala大統領は、首相やエネルギー鉱山大臣らと共にLas Bambasプロジェクト(Apurimac州)の現場を訪問し、鉱山設備を視察した。

 訪問中、同大統領は、Las Bambas鉱山は、世界最高額の100億US$の投資プロジェクトであり、世界最大級の銅鉱山の一つとなること、また同鉱山はApurimac州だけでなくペルー経済全体をけん引し、その操業開始によって2016年のGDPは2015年を上回るとの見通しを示した。さらに、ペルーの銅生産量は2012年に世界第2位となった後、中国により追い抜かれていたが、2016年に再び世界2位の銅生産国となる見通しを示した。

 Las Bambasプロジェクトは、2016年に25~30万t、2017年には40万tの銅を生産し、マインライフは20年となる見込みとなっている。一方、ペルー鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)のMorales氏は、2015年の中国の銅生産量はペルーを3万t上回ったが、同年末にペルーのCerro Verde鉱山が拡張後の操業を開始したこと、2016年にはToromocho鉱山がフル操業体制に入り、Las Bambasプロジェクトも操業を開始することから、2016年はペルーの銅生産量が中国を凌ぎ、1.9百万tを超えるとの見通しを示した。

 ペルー政府では、2014年11月、当時のエネルギー鉱山相が2016年の銅生産量を2.7百万tと予測していたが、この見通しからは大きく下回っている。エネルギー鉱山省の2015年の発表によると、ペルー国内では社会争議や企業による開発決定待ちによりTia Mariaプロジェクトを除く7件の大規模プロジェクトが停止状態となっており、そのうちの複数が銅プロジェクト(Rio Blancoプロジェクト、Cañariacoプロジェクト、El Galenoプロジェクト、Quellavecoプロジェクト)となっている。

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