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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル マンガン
2016年2月23日 シドニー 山下宜範

豪:South32社、Anglo American保有のマンガン事業の買収に向けて準備

 2016年2月19日付け地元紙によれば、South32社は、Anglo American(Anglo)が保有するマンガン事業の買収に向けて準備を進めている。ただし、Angloが現実的な提案を受け入れることが条件となる。

 両社は、マンガン鉱山及び製錬事業を豪州及び南アフリカにまたがって共同で実施しており、South32社が60 %、Anglo が40 %の権益を保有している。マンガンは、Angloが負債削減のために撤退を検討しているコモディティの一つであり、同社は今後、ダイヤモンド、プラチナなどの消費者向けの製品に重点を置くこととしている。

 地元紙は、South32社は負債が殆ど無い強靭なバランスシートを持っていることから、マンガン事業を買収することが出来る財務能力を有すると報じている。South32社及びAngloが豪州で展開するマンガンの事業は、NT準州のCarpentaria湾岸におけるGroote Eylandtのマンガン鉱山及びTAS州における製錬所であるが、これらは2014/15年度においては利子及び税引き前の利益が出ているのに対し、南アフリカの事業では利子及び税引き前の損失が生じている。

 マンガンの価格の下落を受けて、先日、South 32社とAngloは、コスト削減のため、特に南アフリカの事業のリストラを行うことに合意した。南アフリカでの生産量は23 %削減し、Metalloysでは4つの溶鉱炉のうち3つの炉しか稼動していない。なお、South 32社は、Angloが売却しようとしているニオブとリン酸塩の事業にも関心があると噂されていた。Angloは、QLD州にある原料炭のMoranbah North炭鉱及びGrosvenor炭鉱についても売却する意向である。

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