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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル レアメタル ニッケル
2016年3月7日 シドニー 山下宜範

豪:Glencore、NSW州のCobar銅鉱山を売却予定、WA州のニッケル鉱山はレビューを継続

 2016年3月2日付けの地元紙の報道によれば、GlencoreのIvan Glasenberg CEOは、2016年中に40~50億US$の資産を売却するという目標の達成に自信を示した。この中には豪州のNSW州にあるCobar銅鉱山も含まれており、チリのLomas Bayas銅鉱山と共に、入札を経て2016年6月期に売却する予定である。

 WA州のMurrin Murrinニッケル鉱山については、従前はニッケル価格の低迷が続けば閉山することとしていたが、同CEOによれば、同鉱山は現在のニッケル価格の下でもコスト低減によりブレークイーブン以上と健闘しており、今後、キャッシュがマイナスにならないか等のレビューを継続すると述べた。

 また、同CEOは亜鉛の市場については中国の輸入が年々増加しており良くなっていると述べた。同社は、豪州においてはNT準州のMcArthur River鉱山、QLD州Mount Isa周辺の鉱山群などの亜鉛・鉛鉱山を持っている。同CEOによれば、石炭、銅及び亜鉛への支出を削減して生産も削減することとしており、このうち銅の生産は年間30万tの削減を予定している。

 豪州の石炭事業については、鉄道及び港湾とのtake or payの契約により実際の利用とは関係なく料金を支払うことになるため、炭鉱の操業を続けているが、一部の炭鉱については閉山させたいとの意向があることを認めた。

 Glencoreは2015年に49.6億US$の純損失を計上し、前年の23億US$の純利益から赤字に転落した。純負債は2015年6月時点では300億US$であったところ、2015年末は259億US$、今後は2016年末に170~180億US$、2017年末には150億US$にまで負債を削減する目標を掲げている。

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