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ニュース・フラッシュ

2016年3月25日 北京 森永正裕

中国:2015年レアアース業界全体の損失額は8億元近くに

現地報道によれば、第6回中国レアアース市場研究討論会からの情報によると、レアアース価格が下落し続けているため、2015年国内レアアース業界全体の損失額は8億元近くに達し、数多くの企業は生産停止や半停止状態に陥っている。2014年レアアース業界が初めて全体損失状態に陥った後、2年連続の損失状態となった。

あるレアアース業界の専門家の話によると、2015年には6社大規模集団のうち5社が損失状態に陥り、残り1社が利益獲得にも無理があった。

2015年レアアース製品平均価格は15%下がり、史上最低額まで下がり、業界再編が迫られた。中国レアアース産業協会合金部会の紹介によると、2015年数多くの小規模企業は、特に小規模レアアース商業会社は、自発的に市場から撤退した。業界再編によって、輸出量の増加や価格の下落状態が変わる。

現在、最も大きな問題は販売ルートで、それには生産能力過剰問題が存在する。過去のデータから見ると、中国レアアースの年間生産量は11万tに達しているが、国内販売と輸出を完全に満たすことができる。過去数年以来、年間生産量は需要量をはるかに超えているため、多くの在庫が残された。生産能力の削減や在庫削減は業界成長が必ず経験するものである。

レアアース業界の供給側は次の提案をした。指令性計画指標を引き続き引き締め、採掘・生産・流通・輸出各段階に対する監督管理を強化する。地域責任制を徹底的に実行する。環境保全に対し厳しく取り締まる。

2016年2月、中国国土資源部はレアアース採掘総量規制指標第1回分5.25万tを発表した。業界関係者の推測によると、年間指標量は2015年と同じ水準を保つ見込み。

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