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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2016年4月11日

メキシコ:2015年メキシコ鉄鋼業界における投資額が対前年比38%の大幅減

2016年4月6日付け業界紙等によると、全国鉄鋼産業会議所(CANACERO)は、中国における鉄鋼製品の過剰生産が主要因となった供給過多や、中国等による不公正な市場環境により、メキシコ鉄鋼業界における投資額が対前年比38%減の13億US$であった旨を発表した。

CANACEROのSalvador Quesada S.事務局長によると、昨年における投資の多くは維持管理に対する費用であったが、これは国際的な市場環境に大きく影響したものである。2016年に関しては、依然として市場環境の不確実性により、現時点において各企業が適切な計画を立案できないことから、全体の投資額については見通しが立たない状況である。

また、CANACEROのGuillermo F. Vogel会頭によると、2016年におけるメキシコ国内の鉄鋼製品の消費量は、世界的に対前年比1%減少する中、4%増加する見通しである。しかしながら、メキシコ国内の消費量増加に対しては、ダンピング価格の輸入品により賄われる見込みである。なぜならば、現在のメキシコ国内の消費量の47%が輸入によるからである。この場合、輸入の半分以上がダンピング価格であるとすると、国内消費の23~25%がダンピング価格の製品であると推測される。メキシコ国内で活動するAutlán社、ArcelorMittal México社、及び、Altoa Hornos de México社や、その他中小企業における操業一部停止に関しては、経済省による鉄鋼業界の安定のための施策による支援を期待する。

CANACEROとしては、これらダンピング価格に対し政府が、メキシコとの間で自由貿易協定を締結していない国からの一部鉄鋼製品の輸入に対し15%の輸入関税を課す対策を行っているが、一部ではなく全製品に対し同関税を課すよう、政府に対して働きかけを行っている。

一方、Ildefonso Guajardo経済大臣によると、国際的に影響を与えている中国を始めとする一部の国による過剰生産や不当廉価に関し、本年4月に開催されるOECD会合において対策が議論される見通しである。

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