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ニュース・フラッシュ

2016年4月11日

ロシア:天然資源環境省、随伴成分の生産許可の意向

2016年4月5日付け地元報道等によると、ロシア天然資源環境省は、複合鉱床開発における鉱物随伴生産を認める地下資源法修正法案を公開討論に付した。

現行ライセンス制度では、地下資源利用者に鉱物の地質調査・探査・採掘一貫ライセンスを交付した場合、採掘が許されるのは対象鉱物のみのため、随伴成分が無駄になり、地下資源の合理的・総合的利用の原則に反することになる。

地質調査ライセンスが一鉱種のみを対象に交付された場合、複合鉱床の随伴成分及び鉱物を商業開発に含めることが必要である。メインの鉱物の開発において、これらを採掘することは採算性を持ちうる。

典型的な例は砂ダイヤモンド複合鉱床の開発で、これは通常、随伴成分として砂金・砂白金を含有している。含ダイヤモンド砂の尾鉱から金とプラチナを随伴抽出する技術は認証されている。また、複数の鉱床の随伴金及びプラチナは、既に埋蔵量の国家審査を受け、鉱物埋蔵量国家バランスシートに計上されている。しかし、随伴生産が禁止されているために、これら随伴鉱種の採掘許可はない。

現在、地下資源利用者は含金精鉱を保存尾鉱の中に貯蔵し、一次選鉱、精鉱保管に係る経費を負担しなければならず、地下資源利用権が打ち切られた場合、精鉱処理と貴金属販売の可能性を全て失う現実的なリスクがある。

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