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ニュース・フラッシュ

2016年4月11日 北京 森永正裕

中国:ボーキサイト需要の安定成長で、豪企業が対中国輸出を増加

安泰科によれば、ボーキサイトの世界的供給不足の中、中国市場における需要は安定した成長を見せており、価格は上昇を続けている。インドネシアやマレーシアからの輸出が制限されているため、国内のアルミニウム製錬所は埋蔵量の多いの豪州のボーキサイト資源に注目し始めた。

国内アルミニウム製錬所のボーキサイトに対する需要は増加し、次第に世界市場のボーキサイト価格を上昇させている。2014年5月にボーキサイト価格が下落を始める前は、世界市場のボーキサイト価格はt当たり78.3US$という高い位置を保っていた。現在、ボーキサイト価格はゆっくりと上昇し、中国国内市場の品質の高いボーキサイト価格はt当たり50US$に近づいている。

2014年インドネシア政府は鉱石の輸出を禁止、その後豪州とマレーシアが中国の重要なボーキサイト鉱石輸入先となっていた。税関データによると、2015年1~10月、豪州からのボーキサイト輸入量は1,640万tで、マレーシアからの輸入量1,800万tより若干低くなっている。

情報によると、マレーシア政府は、新しい監督管理条例を検討しており、ボーキサイト鉱石の採掘と輸出を規制する見通しで、中国のボーキサイト輸入は豪州から提供されることになる。

世界でボーキサイト生産量が多い国は、豪州、中国、ブラジル、インドネシア、ギニアとインドである。豪州は世界最大のボーキサイト生産国で、2014年の生産量は8,100万tに達している。インドネシアは2014年から採掘禁止政策を実施しているため、生産量は大幅に減少し、2013年の5,570万tから2014年には50万tとなった。2014年、中国は世界2位のボーキサイト生産国であり、生産量は約4,700万tだが、鉱石の品質は悪く、開発・製錬が難しいことから、アルミナの生産に適合しないため、長い間輸入に依存している。

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