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ニュース・フラッシュ

2016年4月18日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:Chihuahua州で鉱業プロジェクト158件、投資総額24億US$が進行中

2016年4月14日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業関係当局の実質トップであるMario Cantú経済省鉱業調整官は、Chihuahua州において、投資総額24億US$に達する鉱業プロジェクト158件が現在進行中である旨を明らかにした。

同調整官によると、同州は50%以上の土地が鉱業ポテンシャルを有しており、特に同州を熟知するカナダ系を中心とした外国人投資家は、同州における鉱業プロジェクトの買収や探鉱・開発に対し多大なる関心を維持している。158件の鉱業プロジェクトは現在探鉱段階にあり、次のフェーズへと移行すべく今後も継続して探鉱が進められる。既に鉱床の存在を確認した例も有るが、多くは物理探査・化学分析及び試錐探査の段階であり、多くの投資を必要としている。

一方、メキシコ鉱山・冶金・地質技師協会のManuel Reyes Cortés会長によると、同州内における反対運動等による鉱山へのアクセス道封鎖等は、犯罪組織による鉱業に対する影響よりも遙かに大きな経済的損失を引き起こす要因となっており、鉱業企業にとって最も忌むべき不安要因であることから、即刻排除されることが望まれる。

この点に関しては、カナダの民間調査機関であるFraser Institute社が毎年発表するAnnual Survey of Mining Companiesの2015年版においても、メキシコ鉱業の特筆すべき事項として、2014年1月に施行された鉱業特別税、貴金属鉱業特別税等の影響や、政府当局による鉱業関係法令の不確実さのほかに、歴史的なエヒードによる土地問題として挙げられている。実際今日でも投資家が地元住民等と協議するに際し何か意見をする度にアクセス道への封鎖が敢行され、探鉱・開発における作業の一時停止を余儀なくされている。

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