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ニュース・フラッシュ

2016年4月22日 リマ 迫田昌敏

ペルー:2015年、鉱業活動地域で高い経済成長

2016年4月18日付け地元紙によると、ペルー経済研究所(IPE)は、ペルー全国で2015年に最も経済成長率の高かった上位8州のうち、7州が鉱業活動地域であることを明らかにした。

本調査は、正規・インフォーマル双方の経済活動を含めたもので、2015年に最も高い経済活動指標(経済成長率)を達成したのはMadre de Dios州(25.1%)で、2位Apurimac州(12.2%)、3位Junin州(12.0%)、4位Huánuco州(11.8%)、5位Cusco州(7.5%)、6位Tacna州(7.1%)、7位Ancash州(6.7%)、8位Pasco州(5.8%)と続いており、上位8州ではHuánuco州を除く全ての州が鉱業活動の盛んな地域だった。特に上位3州は金生産量の増加の寄与が大きかったとみられ、Madre de Dios州では2015年の金生産量は前年の58.3%増、農産物資産が16.3%増となり、経済活動指標は25.1%増となったが、同州における金生産の大部分はインフォーマル操業に由来している。

また、同研究所は、Apurimac州のLas BambasプロジェクトやAnamaプロジェクト、Cusco州のConstanciaプロジェクト、Junin州のToromochoプロジェクト等が、これらの州の経済をけん引したとしたほか、2016年はLas Bambasプロジェクトにより、Apurimac州が全国で最も高い経済成長を遂げるとの見通しを示した。一方、2015年の鉱産物生産が前年を-6.5%下回ったHuancavelica州の経済活動指標は-3.1%となり、7年ぶりのマイナス成長を記録した。

さらに同研究所は、鉱業活動地域において、経済が成長しているにもかかわらず、大統領選では反鉱業的な立候補者への支持が集まっていることに関して、地方行政が能率的に機能していないために、地域住民はCanon税還付やロイヤルティなど、鉱業による恩恵を実感できていないとの見方を示した。

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