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ニュース・フラッシュ

2016年4月22日 バンクーバー 山路法宏

加:CAMECO社、SK州Rabbit Lakeウラン鉱山の操業停止を発表

2016年4月21日、加ウラン生産企業のCAMECO社は、市況低迷が続いていることで生産を維持するために必要となる操業コストや資本コストの負担が困難となったとして、Rabbit Lake鉱山の操業停止と鉱山の開発延期による米国での生産量削減を発表した。

1975年に生産を開始したSK州北部に位置するRabbit Lake鉱山は、2015年には4.2百万lb(約1,905t)のウラン酸化物(U3O8)を生産し、2016年も3.6百万lb(約1,633t)の生産を計画していたが、2016年8月末までにケア・アンド・メンテナンス状態に置かれるため、今年の生産量は1百万lb(約454t)にとどまる見込み。一方、米国の事業はISL法の特性から即座に生産を中止することができないことから、約170名の雇用を継続して既存施設や終掘後の生産井の跡地修復を行うが、新規の生産井の開発を中止するため、2016年の生産量は当初計画の1.4百万lb(約635t)から1.1百万lb(約499t)となる見込み。

いずれも、市況が大幅に改善されれば生産又は開発を再開する可能性を残すが、Rabbit Lake鉱山では施設の維持や環境モニタリング、跡地修復作業などを継続するために必要となる約150名の人員を除く約500名が、米国の事業でも約80名がそれぞれ職を失うこととなるため、CAMECO社では他の事業への配置転換やワークシェアリングなど影響を最小限にするための代替案を検討している。

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