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ニュース・フラッシュ

2016年5月5日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Buenaventura社、2016年第1四半期業績は大幅増益

2016年4月29日付け地元紙によると、Buenaventura社(本社ペルー)が、2016年第1四半期の業績について、金属価格の下落に対抗して、コスト削減および銅と銀の増産により、大幅な増益を報告した。

報告によると、同社の直接操業に係る同期のEBITDAは、60.3百万US$と、前年同期の45.0百万US$と比べ34%増加した。また、間接支配する企業を含めた同期のEBITDAは、145.1百万US$と、前年同期の119.9百万US$と比べ21%増加した。

AISC(All In Sustaining Cost、現在稼働中の金鉱での一連の営業活動を維持させるために必要なすべての費用(Cash Costs含む))は、728US$/ozで、前年同期の1,126US$/ozに対して35%削減された。この大幅なコストカットは同社の直接操業部門でなされたという。金生産量は157,955oz(約4.9t)で、43.65%の権益を持つYanacocha金鉱山の減産(27%減の180,348oz(約5.6t))の影響で、前年同期の187,000oz(約5.8t)に比べ16%減だった。金の販売単価も1,196US$/ozで、前年同期比5%ダウンだった。

銀生産量は6.2百万oz(約193t)で、同社のEl Brocal鉱山のランプアップによって、前年同期の5.5百万oz(約171t)から約12%増産したが、銀の販売単価は13.37US$/ozで、前年同期比6%ダウンだった。

銅生産量は、19.6%権益を保有するCerro Verde鉱山の増産(154%増の123,414t)の影響で、前年同期比162%増の30,623tとなったが、銅の販売単価は前年同期比13%ダウンの4,427US$/tだった。

鉛の販売単価は5%アップの1,782US$/tだったものの、生産量は6%減の6,982tだった。

亜鉛の販売単価は21%ダウンの1,620US$/tで、生産量も9%減の10,368tだった。

同期の探鉱費は3.5百万US$で、前年同期の10.7百万US$に比べ大幅圧縮され、主にTambomayo金銀プロジェクト(Arequipa州)とMarcapunta銅金銀斑岩プロジェクト(Pasco州)に注力された。

Tambomayo金銀プロジェクトは詳細設計を完了し、土木工事の進捗は2016年第2四半期の完了を目指して現在約52%、探鉱作業は約86%完了し、キャッシュコスト600US$/ozでの年産金量120,000~150,000oz(約3.7~4.7t)及び年産銀量3.5百万oz(約109t)が期待される2016年第4四半期のランプアップ生産が待たれている。

年産金量200,000oz(約6.2t)が期待されるSan Gabriel金プロジェクト(Moquegua州)は、2016年第2四半期に公聴会が開催され、EIAは2016年第4四半期に承認される見込みである。

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