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ニュース・フラッシュ

2016年5月17日 リマ 迫田昌敏

コロンビア:違法鉱業のために年間税収68百万US$逸失

2016年5月12日、コロンビア鉱山協会は、同国では、300以上の自治体で横行する違法鉱業従事者が、合法的な産金業者が2015年に生産した59.2tを超える金を生産し、年間税収2,000億ペソ(約68百万US$)を逸失していると公表した。

また、同国で操業するかなりの数の鉱山企業やその従業員が、違法鉱業の支援を受けた犯罪組織や左翼ゲリラグループからの脅迫を受けていることから、政府に対し治安部隊の増強を求めた。同協会が公に武装グループによる脅威を非難したのは初めてという。さらに、同協会のSantiago Ángel Urdinola会長は、左翼ゲリラグループFARCとの和平交渉への取り組みを政府に強く呼びかけた。一方、同国政府は、違法鉱業に対し、2015年、1,405の違法鉱業者を合法化し、水銀を垂れ流す処理プラント30ヶ所を閉鎖させたとしている。

同時に同協会により公表された2016年第1四半期の同協会所属会社の鉱産物生産量は、石炭が前年同期比7.9%減の19.7百万t、ニッケルが7.5%減の9,800t、金は19.8%増の62,300oz(約1.9t)だった。また、国家統計局の数字を引用し、2016年第1四半期の鉱産物輸出額が、前年同期比36.1%減の石炭と同54.2%減のフェロニッケルの影響を大きく受け、20%増の金(221百万US$)と48%増のエメラルド(37百万US$)を相殺し、同32.1%減となったことを明らかにした。

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