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ニュース・フラッシュ

2016年5月26日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコで活動する貴金属鉱業事業者、再び探鉱気運が高まる

2016年5月23日付け業界紙等によると、メキシコで活動する貴金属鉱業事業者の間において、本年に入ってからの貴金属市況の景気回復基調を背景として、数年来低調な活動に終始していた探鉱気運が、再び盛り上がりの傾向を示し始めた。

ここ数日において貴金属市況は弱含みを見せているものの、金市況に関しては、昨年12月の平均価格1,068.25US$/ozから本年4月中旬では1,200~1,300US$/ozにまで高騰したほか、銀市況に関しては、本年1月の平均価格14.02US$/ozから同じく本年4月中旬では16~18US$/ozにまで上昇した。

一方、近年、国際的な金属市況の下落・低迷を受け、各鉱業企業においては経費削減として、探鉱費の大幅削減を敢行してきたが、本年に入って貴金属市況の景気回復基調を背景として、貴金属鉱業企業を中心に、これまで休止、凍結、事業縮小等を行ってきた探鉱に関し、活動を再開する動きが見えてきており、今後も金及び銀市況の上昇が続けば、探鉱基調が更に高まる見通しである。

なお、各鉱業企業の具体的な動向については、以下のとおり。

加Alamos Gold社(本社:トロント)は、Sonora州に保有するMulatos金鉱山における新たな鉱床の探鉱に関し、本年5月に探鉱費16百万US$を6百万US$増額するとともに、2017年の生産開始計画を発表した。

加Agnico Eagle Mine社(本社:トロント)は、本年4月にメキシコにおける探鉱費を増額し、Sonora州に保有するLa India金鉱山における新たな鉱床の探鉱を進めるともに、Jalisco州に保有するEl Barqueño金プロジェクトに関し探鉱費13百万US$を充当し推進する旨を発表した。

加Endeavour Silver社(本社:バンクーバー)は、Jalisco州に保有するTerronera銀プロジェクト、Durango州に保有するGuanaceví銀プロジェクトに関し、それぞれ2.5百万US$、7百万US$の探鉱費を予算化する旨を明らかにした。

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