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ニュース・フラッシュ

2016年6月7日 シドニー 山下宜範

豪:ジュニア探鉱企業、証券取引所の規制強化で存続困難の恐れ。探鉱費も引き続き減少

2016年6月3日付け地元紙は、豪州証券取引所(ASX)の上場基準の変更により多くのジュニア探鉱企業が管財人の管理下に入るだろうとするBDO社の見解を報じている。投資家からの資金が得られなくなったジュニア探鉱企業の多くは裏口上場の対象となって存続することを選択するが、ASXは、上場基準を変更して最小資本を現在の1,000万A$から2,000万A$に引き上げると共に、有形資産を現在の300万A$から500万A$に引き上げる予定である。また、裏口上場に係る新たな規則では、裏口上場に使われる企業の株式は、新たな企業が上場基準を再度満たすまでは取引することが出来ないとされている。

BDO社によれば2016年1~3月の四半期において14社の探鉱企業が裏口上場に使われ、そのうち13社は技術又はバイオ技術関連の企業の裏口上場に使われた。各探鉱企業の平均の探鉱費支出は8期連続で減少しており36.2万A$となった。前期(2015年10~12月)は43.2万A$であった。737社の上場しているジュニア探鉱企業のうち約6分の1(約17%)が活発に探鉱を実施しておらず、キャッシュの温存を図ろうとしている企業が増加している。ジュニア探鉱企業の43%は営業キャッシュを四半期分又は半年分しか保有していない。他方、27%の企業は管理部門の費用も支出に対処することが出来る十分なキャッシュを有している。

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