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ニュース・フラッシュ

2016年6月7日 モスクワ 木原栄治

カザフスタン:鉱物埋蔵量算定組織の設立が提案される

2016年6月1日付け地元報道等によると、カザフスタン投資・発展省のトクタバエフ地下資源利用局長が、円卓会議「鉱業の価値創出」において、鉱物埋蔵量の算定を行う組織の設立を提案した。

トクタバエフ局長は、「鉱業の主な問題の一つは、誰もが誰をも信用していないことである。企業が書類一式を整える際、いたるところで何度も再チェックを受けるため、ライセンス交付期限が何倍にも延びてしまう。また、リスクを正確に把握できないため、投資家が参入したがらない。したがって、政府と企業のいずれもが信頼する組織を設立する必要がある」と述べた。

現在、政府がデータ検証で使用しているのは、旧ソ連時代の資源量算定システムである。同システムでは、算定の際、企業が開発したい資源量ではなく、そもそも存在する埋蔵量が考慮されるため、ライセンス交付に要する時間が長くなる。つまりチェックに何年もかかる可能性がある。

同局長は、「企業がその採掘・処理可能な資源量を算定するには、システムをもっと柔軟なものにする必要がある。利益と投資家誘致に関心があるのは他ならぬ企業なので、政府ではなく企業が埋蔵量及び資源量を算定しなければならない」としている。

この改革により、地下資源利用ライセンス交付期限が大幅に短縮され、国内の資源ポテンシャルの発展が促進されることになる。

トクタバエフ局長は、「カザフスタンはCISで初めて国際基準を目指した国であり、膨大な数の調査を行い、独自生産を開始しなければならない。新方式への改革は痛みを伴うが、品質のおかげで我が国は関税同盟及びWTOにおいて価格優位性を持つことができる」と述べている。

カザフスタンの鉱業製錬部門はGDPの5.8%を占め、就業者数は約18万人である。2015年の同部門への投資額は33億US$であった。

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