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ニュース・フラッシュ

2016年6月8日 ロンドン 竹下聡美

英国:コモディティ市場を巡る取引所間の競争が激化、LMEは中国市場への進出に意欲

2016年6月7日付メディア報道によれば、2012年にLMEを22億US$で買収した香港証券取引所のCharles Li CEOは、LME利用者が新たな取引所のプラットフォームを求めているという報道に対してインタビューに答え、「競争性のある取引所を作るには甚大な費用が掛かる。もし取引所のプラットフォームがブローカーの利益のために非商業ベースで運営されるとすれば、この費用はチャリティから賄わなければならない」と述べた。

報道によれば、LMEの買収以降に取引手数料が上昇したのは、香港証券取引所がLMEの収益構造をより商業化する計画の一部であると業界で受け止められているとしている。またLMEの今後について同氏は「中国市場とLMEをつなぐミッションを達成するだけの競争性を有している」として中国市場進出に自信を示し、2017年上期には中国国内のコモディティ市場のプラットフォームを立ち上げる計画を発表した。近年、上海先物取引所(SHFE)は先物取引のコモディティ商品を拡大し、またATS(電子取引システム)のライセンスを香港で取得したことを発表した。

また銅取引量で拡大を見せているCMEもアジアに倉庫を開設する計画があることを発表しており、コモディティ市場を巡る取引所間の競争は激しさを増している。

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