閉じる

ニュース・フラッシュ

2016年6月17日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Hochschild Mining社、2016年投資方針

2016年6月10日付け地元紙によると、Hochschild Mining社(本社ロンドン)のCEOのIgnacio Bustamante氏が、同紙に対し、2016年投資方針として、鉱山開発と操業維持に約100百万US$をかける一方、成長分野に10百万US$を投じると述べた。

Hochschild社はペルー南部に3鉱山(Arcata鉱山、Pallancata鉱山及びInmaculada鉱山)、アルゼンチンにSan Jose鉱山を稼働させる一方、ペルーCusco州に二つのアドバンスドプロジェクト(Crespo及びAzucaプロジェクト)、チリにVolcanプロジェクト、その他これら諸国に複数の探査プロジェクトを保有する。同社は、2013年、低迷する金属価格、特に金と銀への対策として、収益性の高い鉱石の採掘を優先しつつ操業期間を延長させるために、グリーンフィールド探鉱予算をゼロまでカットし、ブラウンフィールド探鉱はその規模を維持した。さらに昨年7月に生産を開始したInmaculada鉱山の開発期間中、Arcata鉱山(Arequipa州)の処理量を2,500tpdから1,500tpdへ、また、Pallancata鉱山(Ayacucho州)の処理量を3,000tpdから1,000 tpdに、それぞれ削減した。この戦略は功を奏し、2015年のキャッシュフローがポジティブになっただけでなく、3年前に採掘を中止したAres鉱山の付属処理場の処理能力1,000tpd(現在でもArcata鉱山の鉱石処理を継続中)に、4,000tpdの能力追加が速やかにできるなど、潜在的な「余剰能力」を抱えることになり、2015年に発見されたPallancata鉱山のPablo鉱脈のような各鉱山の周辺探鉱の成果を、速やかに、低コストで生産に結び付けられるような体制が準備されていると同CEOは述べた。

また、Crespoプロジェクトはすでに建設許可を得、7,000tpdでの操業開始まで、あと約80百万US$の投資が見込まれ、Azucaプロジェクトは、1,300tpdの操業に、約180百万US$が見込まれている。同社の2016年の生産目標は、2015年の27.4百万銀相当ozを約20%上回る32百万銀相当ozに置いている。

ページトップへ