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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2016年6月20日 シドニー 矢島太郎

豪:Rio Tinto、WA州ピルバラ地域における無人鉄鉱石運搬列車の開発が停滞

2016年6月20日、地元メディアは、Rio TintoのWA州ピルバラ地域における無人鉄鉱石運搬列車(AutoHaul)の開発が停滞していることを報じた。Rio Tintoは鉄鉱石鉱山から港をつなぐ170㎞の運搬コストを削減し、列車の運行を効率化するために、無人鉄鉱石運搬列車の導入を決定し、5億1,800万US$を投じて開発を行っている。当初の計画では、2014年後期から全長2.3㎞の無人列車で鉄鉱石の輸送を開始する計画であったが、開発が予定よりも2年近く遅れている状態にある。

Rio Tintoは無人列車を導入すれば、列車ごとに運転士交代にかかる2時間の時間を削減することができ、より少ないエネルギーコストで鉄鉱石を運搬することが可能となり、ライバル企業に対して10年のアドバンテージを築くことが可能になると、導入のメリットを紹介している。しかし、現在の無人列車の開発状況についてRio Tinto鉄鉱石部門のAndrew Harding部門長は、機材とソフトウェアの開発にそれぞれ問題が生じているとコメントしており、いつまでに解決される予定であるかを明言していない。

鉄鉱石価格が2011年のピークから現在は約74%下落したため、無人列車を導入しても大きな利益につながらない可能性があると、ドイツ銀行やCitiグループは指摘している。ピルバラ地域で鉄鉱石鉱山を操業するBHP BillitonやFortescue Metals Groupもかつて無人列車の導入を検討していたが、現在は急いで導入する予定はないとそれぞれ結論づけている。

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