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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2016年7月12日 シドニー 山下宜範

豪:BHP Billiton、Olympic Dam銅鉱山のヒープリーチング試験の進展等を発表

2016年7月8日、BHP BillitonのOlympic Dam担当プレジデントのJacqui McGill氏は、SA州にあるOlympic Dam銅鉱山の生産能力を2倍にするための方策等に関して発表を行った。

同氏によれば、BHP Billitonはヒープリーチングの試験施設で生産されたOlympic Dam鉱山の1.5tの銅精鉱をフィンランドの特殊な自溶製錬のパイロットプラントで製錬する試験を開始する予定である。試験は2016年9月からOutotec社によって実施される。同氏によれば、これまで同鉱山におけるヒープリーチング試験は良い成果を上げており、今回のフィンランドでの試験は次の重要なステップとなる。同氏によればヒープリーチングに係る試験は2018/19年度に終了させる予定である。

さらに同氏は、Olympic Dam銅鉱山の南側地区において坑内掘りを開始することにより、同鉱山の銅品位は2%以上に戻ると述べた。この地区ではかつて300億A$の多額の資金を投じて露天掘り鉱山を開発する計画があったが、資源価格が下落を始めた状況を受けて2012年に取りやめた。

BHP Billitonは現在、従前の計画よりも安価な方策による生産能力の拡大を目指しており、ヒープリーチングの導入等により2025年までにOlympic Dam銅鉱山の生産能力を45万t/年にする計画である。2015/16年度の銅の生産量は20万t/年を超えると予測している。同鉱山においてはこれまで25年間にわたって操業が行われてきたが、鉱床の70%が未開発の状態にある。

なお、同プレジデントは同鉱山における設備や貯鉱を監視し、安全性の向上を図るために無人航空機(ドローン)を導入する予定であることも述べた。

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