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ニュース・フラッシュ

2016年7月26日 シドニー 山下宜範

豪:連邦政府、総選挙を経て内閣改造、Canavan資源大臣が就任

2016年7月2日に行われた豪州連邦議会の上院及び下院の総選挙において、下院で与党・保守連合(自由党、国民党等)が僅差で過半数を得ることが確定したことを受けて、7月18日、Malcolm Turnbull首相(保守連合・自由党)は組閣を実施し、閣僚たちは翌19日に正式に就任した。

このうち、資源・エネルギー関係では、資源・エネルギー・北部豪州大臣を務めていたJosh Frydenberg下院議員(保守連合・自由党)が新たに環境・エネルギー大臣に就任し、従前の環境省に替わって新たに環境・エネルギー省が設立された。同大臣は環境に加えてエネルギー政策、電力・ガス市場、エネルギー効率、再生可能エネルギー等も担当することになる。

資源部門については、北部豪州大臣を務めていたQLD州選出のMatthew Canavan上院議員(保守連合・国民党)が新たに資源・北部豪州大臣に就任した。前職は閣外大臣であったが、今回の組閣により閣内大臣に昇格した。資源部門は引き続き産業・イノベーション・科学省内の一部門となり、同大臣は石油・ガスを含むエネルギー・鉱物資源産業を担当することになる。

なお、今回の組閣を受けて、石油業界団体のAPPEAは声明を発出し、資源・エネルギー問題に理解のあるFrydenberg大臣が環境政策を担当すること、また、Canavan大臣が資源産出州であるQLD州出身であり資源部門の地域への貢献をよく知ること等を挙げつつ、両大臣の就任を歓迎している。

他方、Greenpeace等の環境団体は資源・エネルギー業界の支持者であるFrydenberg大臣の就任を非難している。なお、地元紙は、QLD州出身のCanavan大臣は、これまで資源業界を支持してきたFrydenberg大臣以上に同業界の支持者であり、環境団体への課税強化なども提唱していると報じている。

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