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ニュース・フラッシュ

2016年8月5日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Volcan社、2016年第2四半期業績はコスト削減で増益

2016年7月27日、Volcan社(本社リマ)が、2016年第2四半期業績は、金属価格の低迷を、亜鉛・銅・金の増産、コスト削減及び為替差益によりカバーし、増益となったことを報告した。

同社の2016年第2四半期売上高は、前年同期の226百万US$から13%減少の197百万US$(ヘッジ補正後)、損益は、前年同期の13百万US$から15.4百万US$への増益となった。原油購入価格が21.3%減少したことで粗鉱処理コストは前年同期比8.4%減の50.70US$/tとなり、ペルー通貨ソルの5.5%切り下げから、為替差益は前年同期の10万US$から30万US$に拡大した。また、販管費や資金調達コストも減少した。さらに、「酸化銀とAlpamarcaプロジェクト」での設備投資額を前年同期比40.4%減の26.7百万US$に切り詰め、探鉱費は前年同期の1.4百万US$から0.5百万US$に削減した。

金属販売量は、外部企業からの購入を控えたため、亜鉛が前年同期比11.7%減の76,700t、鉛が前年同期比7.7%減の14,700t、銅が11.5%減の1,300tとなった。銀販売量は前年同期比3.5%減の6.4百万oz(約199t)、金販売量は前年同期比7.3%増の3,300oz(約103㎏)だった。金属販売単価は、亜鉛が前年同期比12.9%減の1,883US$/t、鉛が前年同期比10.1%減の1,701US$/t、銅が前年同期比20.9%減の4,756US$/tであった一方、銀が前年同期比1.4%増の16.70US$/oz、金が前年同期比5.5%増の1,257US$/ozであった。

金属生産量は、亜鉛が前年同期の69,600tから70,200tへ、銅が前年同期の1,100tから1,200tへ、金が前年同期の1,000oz(約31㎏)から1,400oz(約44㎏)へ、それぞれ増産した一方、銀は前年同期の6.1百万oz(約190t)から5.8百万oz(約180t)へ、鉛が前年同期の14,500tから13,000tへ、それぞれ減産した。

同社は、1,000百万US$の拡張プロジェクトの一部として420百万US$の統合投資を含む「酸化銀とAlpamarcaプロジェクト」を2014年に完了した。このプロジェクトは、年産銀金属量27百万oz(約840t)、年産亜鉛金属量280~300千tになるよう設計されているが、2015年の金属生産量は、銀24.8百万oz(約771t)、亜鉛284.9千t、鉛59.6千t、銅4,300t、金5,300oz(約165㎏)であった。同社は、年初において、2016年の年間金属生産目標を、亜鉛299~305千t、銀22.5~23.5百万oz(約700~731t)、鉛55~60千t、銅4~5千t、金3.5~5.0oz(約109~156㎏)に置いている。

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