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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2016年8月12日 リマ 迫田昌敏

ベネズエラ:Gold Reserve社がLas Brisas金プロジェクトをめぐり政府と和解契約締結

2016年8月8日、Gold Reserve社(ワシントンベース)が、Las Brisas金プロジェクト(Bolivar県)の鉱業権取り消し問題に関し、2016年2月に提示された世界銀行国際投資紛争解決センター(ICSID)の補償額をめぐり、政府と和解契約を締結したことを明らかにした。

同社プレスリリースによると、政府側が同社に対し補償額770百万US$(利息額約170百万US$を含む)を2分割で支払うとともに、プロジェクト関連情報として240百万US$を支払うことになっている。契約ではさらに、両者がBrisas Cristinas鉱床を共同開発するために、政府:同社が55:45で会社を設立し、推定2,100百万US$の必要投資額を共同で調達することに合意した。設立会社は最長40年間(20年+10年ごと2回延長可)、18,000haの鉱区内の金、銅、銀、その他の戦略的鉱物の権利を持つ。

Gold Reserve社は、技術サービス契約に基づき、設立企業に対し、エンジニアリング、調達、建設サービスを提供し、プロジェクト建設開発費用の5%にあたる手数料を受け取る。商業生産開始後、Gold Reserve社は、操業中の技術支援に対し5%の手数料を受け取る。設立企業における両者の利益配分については、販売金価格が1,600US$/ozまでであれば、政府:同社が55:45で分け合い、販売金価格が1,600US$/ozを超えれば、超えた分について、政府:同社が70:30で分け合う形となる。また、NSRロイヤルティについては、設立企業が政府に対し、商業生産後10年間は鉱産物販売高の5%、次の10年間は6%、その後は7%を支払う。

同プロジェクトは、2008年、当時のHugo Chávez大統領によって鉱業権が取り消され、2015年、ICSIDが、カナダ-ベネズエラ二国間投資協定違反であるとの判断を示していた。同社は探鉱開発費に300百万US$を支出していた。2008年時点で同社は、同プロジェクトの埋蔵金属量を、金11.8百万oz(約367t)、銅1,600百万lb(約726千t)と見積もっており、南米最大の金鉱山と目されていた。

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