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ニュース・フラッシュ

2016年8月12日 バンクーバー 山路法宏

加:Mount Polley鉱山の操業反対運動が激化

2016年8月8日、BC州のMount Polley銅・金鉱山の操業に反対する地元先住民が、銅鉱山を操業するImperial Metals Corporation(以下、Imperial社)のバンクーバー本社を一時占拠し、警察により逮捕された。逮捕されたのは同鉱山の地元先住民族Secwepemc Women’s Warrior Society及びAncestral Prideの4名。翌8月9日には、抗議活動を続けている先住民グループのYUCT NE SENXIMETKWE CAMPが声明を発表し、先住民の伝統的な土地内の全ての鉱山操業が停止されるまで反対活動をエスカレートさせることを示すことが目的だったと明らかにした。

Imperial社は、操業を制限していたMount Polley鉱山に関して今年7月23日に通常操業の許可が得られたことを発表しており、Secwepemc Women’s Warrior Societyのメンバーは、8月4日にも鉱山道路を数時間にわたり封鎖する抗議活動を行っていた。また、Secwepemc Women’s Warrior Societyも含まれるTsilhqot’in先住民政府も、鉱滓ダム決壊に伴い漁業や狩猟等先住民の伝統的生活に大きな影響を与えたとして、8月3日にImperial社、Mount Polley社、州政府、及びコンサルタント会社を相手取った民事訴訟をBC州最高裁判所に起こしている。7月20日には、同州の鉱業規則である鉱山健康・安全・環境再生条例(Health, Safety and Reclamation Code for Mines:HSRC)が改正されたことで管理、監督、規制が強化されており、BC州ではコスト上昇や先住民族との協議に伴う許認可取得の長期化等が懸念される。

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