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ニュース・フラッシュ

2016年8月24日 バンクーバー 山路法宏

加:第73回全国エネルギー鉱山大臣会合で経済成長と環境政策の両立に向けた協働を表明

2016日8月22~23日にかけて、MB州Winnipegにおいて連邦政府及び各州・準州のエネルギー・鉱業担当大臣による第73回エネルギー鉱山大臣年次会合が開催された。雇用や地域経済開発機会の創出、低炭素経済への転換のためには天然資源の持続的開発に対する国民の信頼が不可欠であることから、今回は「カナダの天然資源分野における国民の信頼の醸成」を会合のテーマとして議論が行われた。

会合で公表された過去10年間にわたるカナダ鉱業の経済上、社会上、環境上の実績に関する報告書「Mining Sector Performance Report 2006-2015」は、その実績が向上又は改善しており今後もカナダの社会経済の活力に大きく貢献する産業であるとしつつ、競争圧力や環境上の懸念、社会的な期待が国内外に広く広まっていること、生産性やイノベーションの向上が重要となること、それらの課題の評価が鉱業界の実績を理解する上で重要となること等を指摘した。また会合に先立ち、カナダ鉱業協会やカナダ探鉱・開発者協会等が名を連ねるカナダ鉱物産業連盟(Canadian Mineral Industry Federation)は7つの政策優先事項を提言した。

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  1. 初期探鉱段階への資金支援:鉱業税制の更新・維持
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  3. 規制環境:国民の信頼を確保し産業の競争力を強化する環境評価プロセスの見直し
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  5. 先住民関係:先住民族の鉱業への関与の促進支援と先住民族との協議義務の遂行
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  7. リモートエリアの操業コスト問題への取り組み:北方インフラ基金の設立
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  9. 気候変動・クリーンテクノロジー・イノベーション:カナダ鉱業イノベーション協議会(Canada Mining Innovation Council)に対する5年間で50百万C$の投資
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  11. 土地の回収(land withdrawals):土地回収プロセスにおける鉱物ポテンシャルの考慮
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  13. エネルギー鉱山大臣会合の強化

こうした状況や課題等を踏まえて議論が行われ、各大臣は経済成長と環境政策の両立に向けて協働して取り組み、現在進められている環境評価プロセスの見直しについても各州・準州の視点を盛り込むために協力していくことを確認した。

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